日本の選択 あなたはどちらを選びますか? 先送りできない日本2

日本の選択 あなたはどちらを選びますか? 先送りできない日本2 池上彰 角川書店

こんにちは。

池上さんの本は、タイトルがあざといのが多くてあまり好きではありませんでした。「知らないと恥をかく〇〇」は言うに及ばず、「そうだったのか!〇〇」は一つの見方で納得するということへの畏れに欠けていると感じていたからです。今回この本を読んだのは、ソニーストアで半額キャンペーンをやっていたのと、食わず嫌いも良くないかなあと思ってたのが重なった結果でした。

読んでみた感じ、実に読みやすい本だなという印象です。丁寧語で口語調で書かれているからかもしれませんが、さくさく読めます。この説明のうまさはさすがですね。新聞で「国民全体で考えていくときにさしかかっている」とか書いてあっても、え・・それで終わり?みたいなところがあったのですが、そのつきはなされた空白部分の知識を埋めるのにはもってこいかなと思います。

全体的に池上さんの意見や誘導は控え目で、こういう判断材料がありますがあなたはどう考えますか?ともっていっているのが、この本の面白いところかなと。以下、目次ついでに、えらそうにも(!)現時点の僕の考えも少し書いてみたいと思います。

第一章 消費税の増税に賛成?反対?
消費税の増税は避けられないところですし、野田内閣最大の功績だったと考えてますから、基本的には賛成です。ただ、増税が決まったなら歳出も無駄を極力削減してほしいと思ってます。国土強靭化計画は、もっともだと思う反面、財政赤字にも目を向けてほしい。財政の硬直化は待ったなしの状態だと思うので。景気回復してから・・は詭弁ですよ。

第二章 これからの社会保障は高齢者重視?次世代重視?
現在の社会保障が高齢者重視なのは間違いないところです。ただ、僕の祖父母を見ている限りだと、比較的手厚いといわれている層でも、保障は十分ではないです。老人福祉はぼったくりかと思うくらいの値段設定で、老後の貯蓄に走るのもわかるなあ・・と思わされるくらいのレベルです。それなのに、次世代重視に振り分ける余裕が今の財政にあるのか?といえば、ないでしょうね。ただ、今の課税体系と社会保障では、結婚して子供を育てるメリットを感じにくいものだというのは間違いないです。自分みたいな正規職員&独身者への課税をもっと強めてもいいくらいだと思います。反社会的な存在なわけだし(苦笑)。

第三章 これからも"安くていいもの"をつくり続けますか?
競合する他国と戦うには厳しい状況だというのはわかっていますが、モノづくりは日本の誇りみたいなところがあるので、それを捨てるデメリットは計り知れないと思うんですよ。自動車の町デトロイトが財政破たんしたというニュースを聞くと、暗澹たる思いになりますが。安くなくてもいいから良いものは作り続けてほしい。高くても出来る限り日本製のもの買いたいし。

第四章 領土問題は強硬に?穏便に?
中国や韓国のやり方を見ていると、強硬に言った方が良いのではないかという思いに駆られますが、感情的になったら負けだと思うんですよ。理性的に、いうべきところは言う。そして、ちょっと汚くてもいいから、国際社会に日本の立場を発信していくのが正道かなと。特に尖閣諸島は、あそこで譲ってしまったら、次は石垣島のような有人島にまで進出されてしまうのは明白なので、そこは譲ってはだめですね。尖閣と竹島はセットで論じられることが多いけれど、各個撃破は戦術の常套だし、竹島は後回しで良いとは思います。あそこまで長期間実効支配されてしまうと、覆すのは難しいしね。

第五章 日本維新の会に投票しますか?しませんか?
まだまだ様子見ですね。投票対象としてはまだ見れないかな。橋本市長は池上さんも書いてますが、本質は冷徹で合理的なリアリストだと思うし、そこには期待してます。日本は温情主義というか、リアリストが少なすぎると常々考えていたので。

第六章 大学の秋入学に賛成?反対?
現時点では難しいでしょうね。アメリカ等と違って、日本の大学制度は入試試験の重要性が極めて高いし、卒業後の新卒採用でも履歴書上の空白の期間を嫌う傾向がこの先簡単に変わるとは思えません。優秀な留学生の確保は重要な課題ですが、東大単独の強行突破は難しいかな・・。日本にアジア中の優秀な学生が集まるようになったら、すばらしいことだと思うんですが。

第七章 教育委員会制度は存続?廃止?
形骸化した制度を改めて、存続すべきと思います。廃止論は極端だし、教育の中立性を守る制度であることには変わりないのだから、設計当初のような有用な制度に改革を進めていってほしいです。事件が起こって教育長などがTVに出てくると、あの人に教わることはあまりなさそうだなあ・・と失礼にも感じてしまいますが。

第八章 原発ゼロに賛成?反対?
東北の復興が遅れているのは、あきらかに原発の影響が大です。高度に専門的なことだし、放射線と放射能の違いさえも広く共有されているとは言いがたいのが現状ですから。でも、原発ゼロにするためにはエネルギー政策の大転換が必要で、それは急にできることではありません。急にやろうとすれば、電気料金の倍額近い大幅値上げはもちろん、工業用電源の高額化に伴う負担も考えなくてはなりません。国民の痛みは半端じゃないものになるはずです。急激な脱原発を目指したドイツやイタリアを見ても明白じゃないですか。理想には賛成したいけど、現実は原発を科学的に冷静に運用しつつ、原発から脱却していくというのが妥当と思います。

第九章 どうする、選挙制度改革。一票の格差を許せますか?
石破幹事長の説明を聴いている限りは、選挙制度改革は遅々として進まない可能性が大だなと思いますね。政治家としても死活問題なわけで、安易に辞めてしまえと合唱する気にはならないのですが・・。第三者委員会で討論すべき事案だと思いますので、合理的な形を望みます。

第一〇章 がれきの広域処理は受け入れるべき?断るべき?
がれきがなくならないと再建もままならないわけで、理性的な対応が求められていると思います。そういった意味で、石原元知事と橋本市長は実にリアリスティックな対応で称賛に値します。ただ、実際に住んでいる家に近くに放射線が残っているかもしれないがれきの山がやってきたら不安にかられるだろうし、安易に受け入れを決めた首長を恨むようになることになるかもしれない。感情面は切り捨てられないでしょう。こういう問題こそ、内閣や総理大臣の指導力が求められると思うのですが。なんか、及び腰ですよね・・。でも、期待してます。


連続して政治的な話題になってしまいました。そんなブログではないのですが(笑)。
では、この辺で。
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# by 3minute | 2013-08-04 22:57 | 感想-本

東アジア杯韓国戦の横断幕

こんにちは。

東アジア杯韓国戦で「歴史を忘れた民族に未来はない」と書かれた横断幕をめぐる問題ですけど、せっかくの良い勝負に水を差しますね・・。なんか、白地に墨で書きなぐったような変な横断幕があるなとは思ったのですが。

情報を集めてみたんですけど、調べれば調べるほど意味がわからない事件?だなあ、という感じです。「日本の応援団が旭日旗を振り、私たちの応援団を強く刺激したのが事態の発端でした」という韓国側の主張には無理がありますよね。あんなに巨大な横断幕は試合前から用意しておかなければならないだろうし、初戦の中国戦か次のオーストラリア戦での応援が刺激したのかな。なら、そのときに注意すればそれで済んだのでは?韓国側の主張は、どう考えても言いがかりだと思うんですけど。

そもそも、日本に対しての主張ならばハングルで書いたんじゃ意味がない。ほとんどの日本人はハングルを読めないんだから。日本語で書くのは違うにしろ、漢字(または英語)で書かないとメッセージが伝わらない。そういえばオリンピックのときもハングル表記でしたが(笑)、ほんとに伝える気があったのかなあ?と首をかしげてしまう。それに、朝日新聞の広告がたくさんでてたけど、あれは良いのかな。朝日新聞の社旗って、旭日旗にかなり似たデザインですよね。そっちは目立たなかったから良いのか。

オリンピックで政治的主張をして国際ルールに抵触した「歴史を忘れた」行為ですという自虐ネタなのかな・・。韓国は嫌いじゃない(むしろ、今まで接したことのある韓国人は誠実な人が多いと好意を持ってるくらいなのですが)けど、こういう行為はやめて欲しい。なんか、内向きな自己満足っぽい側面が否めないと思うんです。民度うんぬんは言いすぎじゃないかと思うけど、理性的に反省すべきは反省してほしいです。

なんだかな・・。
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# by 3minute | 2013-08-04 15:17 | ニュース-政治

東アジア杯 日本 2 - 1 韓国

こんにちは。

東アジア杯は、日本が優勝して終わるというこれ以上ない結果に終わりました。すばらしい。

今回の東アジア杯は、韓国と戦いに来たと言っても過言ではない内容だったので、韓国に勝利できたことは実に大きいと思います。試合自体は韓国に押し込まれてビルドアップもままならない展開が続きましたが、チャンスをきっちりものにするあたりに逞しさと抜け目なさを見た思いです。ここから、どれくらいの選手がA代表に定着していくんでしょうか・・。

この大会のMVPといっていい柿谷は、大きなアピールになったと思います。チャンスをものにする力は大きなもので、韓国戦の2点目でこぼれ球をDFとGKの動きの逆をとったコースに流し込むゴールはすがらしかった。トップとして召集されるかはわかりませんが、A代表に食い込んできそうです。

GKは、川島に次ぐ西川が安定したプレイを見せて、川島に何かあった時もあまり心配はなさそうだと確認できたのが大きかったのかなと。

DFは、3戦すべてに出場した栗原のテストが一番大きかったように見えました。能力は高いのに、たまにマークがルーズになるのが不安材料だった栗原。選手紹介の文で、空中戦「は」世界レベル、と書かれる屈辱(苦笑)。韓国戦でのファイトで、第3のDFとしての地位の確保はできたのかな。能力的には吉田よりも高い逸材だけにレギュラーに食い込んでほしいですけどね。森重は、ビルドアップで存在感を示すことは難しかったけど、きっちりタスクをこなしていたので、そこは評価されたんじゃないでしょうか。

SBは、簡単にクロスを上げさせる場面が目立ち、ビルドアップにもからめない時間帯が多く、ちょっと微妙でした。個人的には槇野が面白そうだと思うんですけど。計算できる守備力、攻撃参加もできる、メンタリティも強いものがありますし。韓国戦でことごとくパスミスしていたのが痛かったかな・・。

コンフェデ杯で失点が多かったことから、守備の再構築が注目されていましたが、これは最終ラインだけの問題ではなく、チーム全体としてのボール奪取力の低さの改善ということでしょう。ジーコ監督の時代、中盤にうまい選手を並べましたが、ボールのうばい所の曖昧なチームでしたよね。

なので、中盤からのボール奪取力の強化という点で見ると、ボランチのポジションで広いエリアをカバーできる選手を探しているのかなと思ってました。その点では、高橋と山口は良かったんじゃないかと。遠藤に代わる配球役としては、青山と扇原はアピールの時間が足りなかったかな・・。

2列目については、高萩に大きな期待が寄せられていたと思いますが、この大会ではコンビネーションが熟成されていないこともあり持ち味を発揮するまでにはいたってなかったかな・・残念。良選手がひしめいているポジションなだけに、工藤に召集の可能性が残るだけと思います。

FWは、豊田は面白そうだと思います。前への迫力もあるし、守備のタスクも献身的にこなすし、タイプ的にもペナルティーエリア内で戦えるだけに、前田とハーフナーが怪我したり調子を落としたりしたら食い込んできそう。

W杯まで1年というこの時期に、即レギュラーの選手を求めていないということがはっきりした東アジア杯ですが、チームに刺激を与える下からの突き上げ、そしてブラジルW杯に限らず今後の日本代表に有用な人材の見定めはされていくのかなと。

今までの流れも考え合わせると、新加入の可能性があるのは、森重、山口、工藤、柿谷、豊田の5選手かなあと思いますが、どうなるのか。

秋に日韓戦やることが決定されたんですよね。それも楽しみだなあ。
脈略もない内容になってきたので、この辺で。
ではでは。
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# by 3minute | 2013-07-28 22:44 | スポーツ-サッカー

東アジア杯 日本 3 - 2 オーストラリア

こんにちは。

東アジア杯、2戦目はまさかのフルターンオーバー。ザッケローニのキャラじゃないやり方なので、誰かが入れ知恵したのかな?と疑いたくなるくらい意外な布陣。あるいは、新戦力を探しているのは本気なんだ、というのをわかりやすく示したかったのかな。謎です。

ガツガツあたってきた中国と違い、ゆったりというかのんびりとしたオーストラリアに対し、日本は実に落ち着いた試合の入りをし、各選手の良さが出すぎるほど出てたと思います。山田が、この相手ならこれくらいできて当然、と実にクールな発言をしてたけど、A代表の当落線に立つグループでこのレベルの試合展開ができてしまうのは、日本サッカーの層の厚さを感じさせて、それがなんだかうれしい試合でした。わけわからん感想かもですが(笑)。

1点目の斉藤のゴールはファンタスティックといっても過言じゃないくらい素晴らしいゴール。この試合見てた人の大半が、うまい・・!とついつい口に出してしまったんじゃないでしょうか(笑)。ゴール前に切り込み、そのままゴールを横切るようにスルスルと抜け、キーパーがさわれないコースにふわっと蹴りこむ。斉藤の良さが凝縮されたゴールでした。アジア連盟の月間ベストゴールに選ばれるんじゃないですかね(わりと本気で)。

大迫は初代表とは思えない余裕を感じさせるほどの落ち着きのあるプレーぶりでした。やわらかいタッチ、前線で起点になれるパスセンス、一撃の凄みのあるキック力は知ってたつもりでしたけど、2点目の冷静にDFとGKの動きを見極めて蹴りこんだゴールには、底知れぬ可能性を感じました。攻め込まれた後のいわゆる陣地を取り返すドリブルも効果的でした。

山田も実に冷静なプレイぶりでした。元々クレバーな選手だと思ってたのですが、自分のミッションをしっかり遂行しながら、さらにプラスアルファを虎視眈々と伺うところは凄みがありました。この試合にかけるものがいかほどのものか、言葉に出さずとも伝わってくるというか・・。もう少しゴールに近い位置でのプレーも観てみたかったけど、パサーが少ない編成だったので自重していたのかな。A代表の2列目は意外とパサーが少ないので、今後メンバーに割り込んできそう。

豊田は、ザッケローニが1点はとって良かったんじゃないか、と言ってたように、得点がなかった以外はハイレベルなプレイぶりでした。大迫が小さく見えてしまうくらい(笑)、タテにもヨコにも体が大きく、実にパワフル。それでいて柔軟性とスピードも併せ持っているので、前田やハーフナーもうかうかしてられないですよ。山田のクロスをヘッドであわせたシーンで決めていればもっとアピールになったでしょうに、惜しかったなあ。豊田が倒れたところにのしかかってきた相手選手を、なんのことはないという風で持ち上げてどかしたシーンが、なんか面白かったです(笑)。

韓国戦は中国戦とオーストラリア戦メンバーの混合になるんでしょうか。まったく読めないですけど、無謀にも先発メンバーの予想を書いてみます。全然見当はずれかもしれないけど、ザッケローニのコメントから期待値を想像して。

GK 西川
林にまだ出番がないので、林の起用はあるかもしれませんが、順当に考えたら西川かなと。

DF 駒野 栗原 森重 槇野
中国戦は3失点してしましたが、韓国戦でもう一度試すのではないかと。

MF 高橋 山口 工藤 柿谷 山田
中盤は高橋と山口の先発は可能性が高いと思います。2列目は工藤は右で先発しそう。高萩が先発なら山田の先発はない、逆もしかり。となると、山田が先発して左に、真ん中は柿谷をチョイスするんじゃないかと。

FW 豊田
豊田は韓国戦でもオーストラリア戦と同じような働きができるかテストされるはず。ここで結果を残せれば、A代表入りしそうな勢いです。

全然違ってたら、そっと消そうかな(笑)。
では、この辺で。
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# by 3minute | 2013-07-26 21:17 | スポーツ-サッカー

サモンナイト5(PSP)

こんにちは。

Amazonのレビューはさんざんだし、購入は見送ろうかなと思ってたのですが、手が出てしまうのはシリーズのファンゆえなのかな。自分で出来を確かめてみたくなるんですよね。もう続編は出ないと思ってたのに、新作が出たのが嬉しかったというのが一番かもしれませんけど!

やってみた感じ、これはサモンナイト5ではなくて新生サモンナイト1だなあ、というのが率直な感想です。サモン4から約300年後の世界の話ということで、ストーリーはもちろん、システムやバトルといったところまで大きく手が入れられていて、それらはこれからブラッシュアップされていくんだろうな、と。

色々魅力的なんですが、色々未完成なのです。相当先でしょうが、サモン6が出て初めてこのゲームは評価されるのかもしれません。単品としては、良作未満というのが妥当かな。少なくとも☆1~2がついて当然という出来ではないと思います。このゲームの最大の不幸は、リメイク版3&4の出来があまりにも良かったことじゃないですかね(笑)。

サモン4までの誓約召喚が廃れ、新しく響命召喚が召喚術を指すようになった世界、ストーリーはこの世界観の紹介+αといった感じで進みます。サモン4までは、誓約召喚の光と影を描くのがストーリーのメインテーマだっただけに、響命召喚という新しい要素を軸に世界観への理解を深めながら話を進めていくと、どうしてもこうなるのかなと。

もう少し敵が魅力的だったら、もっと盛り上がっただろうに、ちょっと小物っぽいんですよね(苦笑)。口では大きいことを言いながら、自分でも心の底からそれを信じ切れていないところとか。今作は「信じる」ということがひとつのテーマみたいだったので、あえてこうしたのかもしれませんが。バノッサやイスラやギアンみたいに記憶には残りにくいかな。

バトル&システム面も大きく変わった世界にひきずられるように過去作とはだいぶ違った作りになっています。スクラップ&ビルドの代償か、完成度はいまひとつでしたが・・。

主人公について。名前が変えられなくなったのは、残念だけど仕方ないところです。このサモン5でも過去作の主人公が出てくるのですが、このサモン5の主人公も今後登場することになるだろうし、そうなると呼称を統一しておくのはしょうがないかなと。だったら、主人公のAVGパートでの会話も全部声をつけてくれればよかったのにとは思いましたが。バトルではおもいきりしゃべってるんだし(笑)。

AVGパートについて。今までのイラストからLive2Dになり、表情の変化などは自然になりました。今までのイラストを動かす方式も良かったけど、Live2Dもなかなかよくできてますね。ただ、過去作で「紙芝居」といわれていたように、周囲の様子や動きを表現しきれていないという欠点は解消されていません。そういう場面では、もう少しアニメーションとは言わなくても一枚絵を挿入するなり工夫がほしかったです。

画面はともかく、AVGパートなのに何故選択肢が排除されてしまっているんですか。これは本当に意味が分からない。どの選択肢を選ぶかでキャラの好感度が変化したり、仲間になったりするのもシリーズの楽しみの一つだったじゃないですか。そうじゃなくても、なんか味気ないですよ。

メニュー画面について。キャラ絵を3D表示からLive2D表示に切り替えられるようになっていますが、デフォルトでLive2D、あるいはオプションで切り替えられるようにした方が良いんじゃないかと思います。正直、3D表示はポリゴン造形が繊細とは言えないのに、なぜこちらを押し出そうとするのかよくわかりません。

レベルアップも、今回は出撃キャラに自動で均等に経験値が配分されるようになりましたが、今までのようにどかんと経験値が入って、それを自由に各キャラに振り分けていく方が楽しかったです。スキルポイントが廃止され、スキルも経験値で覚えていくというのも微妙です。使い込んだキャラだからこそ、スキルも充実しているんだ!という愛着が感じにくくなってしまってます。スキルポイントに戻してほしいな。

あと、クラスを自由に変えられるようになったのは面白い試みですが、今までのように他のクラスでも覚えたスキルは使えるようにしてほしかった。あのスキルを覚えるためにあのクラスになろうとか、キャラ強化の楽しみが減った気がするんですよ。

バトル画面について。今までの2D風から完全に3Dに変わりました。また、キャラの造形も頭身が上がってリアルになっています。まあ、この変更は良いんじゃないかなと思います。あまり良くなかったのは、攻撃の都度、画面が切り替わることです。これはやめてほしかったな・・。毎回同じような演出と掛け声なので、あっという間に飽きますし、画面切り替えを飛ばすと、棒立ちのままでダメージのやりとりをしてるみたいで味気ないし。今までみたいにマップ上でちまちまでもいいので動かしてほしいな。

バトルパートについて。これは、はっきりと改悪と言えます。ここが一番の不満点です。サモンシリーズは、かわいいけど硬派なつくりのS-RPGがうりだったはずなのに、S-RPG部分が大幅に弱体化しているのは、ゲームデザインとしてもどうなのかと。出撃キャラ数が減ったり、唐突で単調な増援が延々と続いたり、高所からの攻撃にボーナスがつかなくなったり、サモンアシストにキャラ毎の個性がなくなったり・・もう色々。この辺は次回作でぜひぜひ練り直してほしいです。

S-RPGは、自分なりの編成を組み、分進合撃などの戦術を考え、敵の行動範囲から陣形を整え・・というところに面白さがあると思うんですが、それらが全部うす~くなってしまってます。

まず、登場キャラが少なすぎて、選択の幅が狭いです(なのに獣属性がなんか多い・・)。出撃可能数が5人までになったことで、戦術の幅が狭まり、増援が無意味なほどわいて出てくるので、結局ひとかたまりで突き進むことが多くなってしまってます。しかも、増援のおかげで望まぬ乱戦になりやすく、力押しで押し切って勝つ、というような展開になりやすいのです・・。さらに言えば、MAPも狭いので単調になりがちです。

従来の戦闘システムや出撃数8人+1人システムは完成されていたのに、そこは変えなくても良かったんじゃないでしょうか。響命召喚術の奥義である「覚醒」がひじょ~に強く、ステージのボスと対等に渡り合えるくらいですので、出撃数を抑えたかったのかもしれませんが・・。響命召喚術を表現しようとして、かえって自縄自縛に陥っているのかもしれませんが、ここはなんとかしてほしいです。このゲームの肝だと思いますので。

召喚術のヴァリエーションが乏しくなったことも、世界観上で仕方ないこととはいえ悲しいところです。もう少し登録できる召喚仲間を増やしてほしいところです。倒したら呼び出せるようになることが多かったので、ミッション等で共闘することで呼び出せるようになったり、お金で傭兵のように雇うというのがあっても面白いと思うんですが。サモン2のユエルみたいにいくつもイベントをこなすことでようやく召喚仲間にすることができるとか。

聖母プラーマ、鬼神将ガイエン、ブラックラック、ペンタ君等おなじみの召喚獣は、「こいつが使えるようになってきたから、そろそろ物語は佳境だな」と思わせる舞台装置でもあったと思うんですよ。それらを捨て去ってしまうのはあまりにも惜しいです。癖はあるけと強い!というような召喚獣も姿を消してしまったので、どの召喚獣も同じように見えてしまうのも、悲しいな。

色々書きましたが、今作の不満点で共通しているのは「プレイヤー自由度が削られた」ことが根っこだと思うんです。そこは大切にしてほしいなあ・・。

へたれ悪魔のフローテとか、大校長は懐かしかったし、主人公をとりまくキャラはなかなか良かったです。世界観も細部まで練りこまれているし(おまけの設定資料集面白かったです)。良い部分はたくさんあるのに、それを生かし切れていないのは、まだまだ新生サモンナイトは開幕したばかりだからなのかな。

次作はかなり先の話でしょうが、楽しみにしてます。あと、「サモンナイト 狂界戦争記」をいつか出してほしい(笑)。小説を読んでね!じゃ、寂しいですよ。

ではでは、この辺で。
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# by 3minute | 2013-07-24 22:59 | 感想-ゲーム(PSP)
「ドンテン」って面白い響きですよね。晴天が一番だけど曇り空も悪くない・・かも。こつぶな記事のあつまりです。
by 3minute

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