ペルソナ3ポータブル(PSP)

こんにちは。

ちまちまと遊んでいたペルソナ3ポータブルを男女主人公で(つまり2周)クリアしたので、感想を書いてみたいと思います。

ペルソナ3は、「PS2のRPGで面白かったものを5つ挙げよ!」とアンケートをとったら、かなりの確率で選ばれるくらいの完成度を誇る作品です。でも、携帯機へのリメイクに適した作品かと問われたら、ちょっと違う気がします。

というのは、周回プレイを想定して作られている部分があり、1回だけ遊んでもすばらしいけれど、遊べば遊ぶほど違った面白さが出てくる作品だからです。ペルソナ3が好きな人はかなりやりこんでいますよね(僕もそうです!)。

なので、わざわざイチからやりなおそうという既プレイの方は、新たに購入するとは考えにくく、ペルソナ3を遊んだことがない、主に新規プレイヤー向けにならざるを得ないというのは、販売戦略において結構なマイナス要素ではないかと思うのです(リメイク作品は、昔からのファンも大きなターゲットですしね)。

でも、でも・・「PSP版では、新コミュニティが追加されます!」な、なんだってー!?
魔術師=順平、剛毅=コロマル、正義=天田、星=明彦、月=荒巻・・。
これは抗しがたい陣容です。

コミュニティ(以下コミュ)というシステムは、ペルソナ3という作品の柱のひとつと言っても過言ではない存在です。連続クエストの形をとるコミュ活動は、仲間や周囲の人たちと仲良くなっていくことでペルソナ能力が強化されていくのですが、それがオマケに思えるほど、連続クエストの形で交流を深めていく過程が、戦いの毎日に潤いを与えてくれます。

元祖PS2版もすばらしいコミュが揃っているのですが、仲間達は活動の一員という形で愚者のカテゴリーにひとまとめにされており、恋愛要素のためか仲間では女性陣にコミュが存在するだけでした。それが、仲間全員とコミュを築くことができるなんて・・!細かいことは書きませんが、期待を裏切らないクオリティであったとだけは言っておきます!他に追加されたコミュも良い味を出していますね。

・・と、まあ、コミュについてひたすら語ってしまいましたが、ペルソナ3の一番の魅力は、やっぱり1年間という時間を、自分なりに予定を組んで遊べることでしょう。初めての方は、パーフェクトクリアなどは狙わずに、自分の良かれと思った道を進んでみてください。後から考えると非効率的なプレイになってしまっても、その方が絶対面白いはずです。プレイしていくうちにいろんなことがわかってくることだって、このゲームの面白さなんですから。

かく言う僕も、コミュが新編成された女主人公編は、試行錯誤の毎日でした。コミュが昼と夜にバランスよく配置されているため、それなりにスムーズに進められましたが、夏休みなどの学校がない時期はどう時間を使えばいいのか悩んでしまったりして、PS2版ペルソナ3を遊んでいた頃の懐かしい(!)感覚を味わったものです。

僕は、RPGで主人公に「ちからのたね」や「すばやさのたね」みたいなものを全部与える、自己投影派のプレイヤーです。なので、女主人公には違和感を感じるのではないかと不安でしたが、杞憂でした。元々、ペルソナ3の男主人公も男らしいキャラではない(笑)し、女主人公もグラフィックや周囲の扱い以外は性別をあまり感じさせなかったです(その辺は、狙って作っているとは思いますが)。

女主人公編を遊んでいて感じたのは、従来のペルソナ3よりもポップで明るくなっていることです。戦闘後の勝ちポーズで、薙刀をくるくる回して胸を張って前を向く主人公の動きが象徴的だと思います。主人公はしゃべらないので、会話シーンの中で選択肢を選びつつ進めていくのですが、その中に遊び心あふれる選択肢が増えたのも一因かも。そのユーモアに笑いながら、これは普通に考えたら選べないなぁと思いつつ、選んでみたい自分がいたもの。

また、音楽も女主人公専用のものが用意されていて、街の中、学校、そして戦闘の音楽まで違う。ペルソナ3の代表的な音楽といえば、街と2学期の学校の音楽だと思っていましたが、それらをあっさり新しいものに変える自信。そして、戦闘の音楽までもが代わっていることでの新鮮さの演出。

それにしても、新主人公に新コミュが追加されたのに、それを難なく受け入れてしまうペルソナ3世界の懐の深さが一番驚異的だったりします。これだと、新主人公+新コミュ追加パッケージ!なんてWEB経由でどんどん加えていけちゃうかもしれませんよ。

気になったところとしては、PS2とのパワー差か、ポリゴンが軽い感じになってしまったこと、イベントシーンが基本バストアップ画で進められるため、動きがわかりにくいことでしょうか。まあ、PSPでの快適性を優先した結果だとは思いますが、そこはPS2版の方が優れているかな。

あー、男主人公編で、特別な関係になるかならないかの選択肢は欲しかったなぁ。女主人公編ではある程度コントロールできるのに。個人的には、そこが一番残念!(悲しませてしまうかもしれない・・というのに、他のコミュを進めても、こっちも悲しいから)。

あと、理事長のダジャレは寒いものとして扱われてますが、結構レベル高いものも含まれていると思うんですよね。「モノレールにもノレール」とか「屋久島にヨヤクシマス」とかは、あまりのアホらしさが好きだなぁ。はは・・。

ずいぶん長くなっちゃったのに、まだまだ書き足りないくらい、ペルソナ3にはいろんな面白さがぎゅうぎゅうに詰まっています。PSP版になっていろんな要素が加えられたのに、男主人公編は驚くほどPS2版に忠実に作ってあって、新しいペルソナ3を楽しみたい人も従来のペルソナ3が好きな人も、どっちも満足させられるデキだと思います。

保守も革新も一緒になった、まさにゲーム版友愛革命ですね(笑)。
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by 3minute | 2010-03-17 20:59 | 感想-ゲーム(PSP)
「ドンテン」って面白い響きですよね。晴天が一番だけど曇り空も悪くない・・かも。こつぶな記事のあつまりです。
by 3minute

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